氣心塾 論文 均整術と出会って
では、発表させていただきます。みなさんが、この気功整体という仕事を選ばれたのは色々な理由がきっとあると思います。
私はなぜ選んだのか、あまりしっかり考えたことはなかったのですが改めて考えてみると、それは一番褒められた事だからではないかと思います。
小さい頃、私は本当にやんちゃで、転んでけがをするのは毎日。
落ち着きがないので、つい触ってものを壊してしまったり、あまり物事を深く考えてないのに行動に出ては失敗したり。
私には2歳上の兄がいて、兄は頭もよく、責任感が強かったのでみんなから頼りにされていました。
母は、そんな兄と私とは比較することはあまりしなかったのですが、私はずっと劣等感を感じていましたし、言葉にはしませんでしたが、母もきっとそんな私を心配していたことでしょう。
今思えば、自分のエネルギーが高い時期でしたので、それをうまく抑えられずコントロールもできなかったのでやりすぎてしまったり、早く動きたいので、深く考えもせずに行動して失敗をしていたんではないかと思います。物事を深く考えずに行動して失敗することは今でもたまにありますが(笑)
そんな私が褒められた中の一つにあったのが、肩もみでした。
母はよく頭痛に悩まされていました。特に生理の時期はとてもつらかったようです。母方の親戚も同じような頭痛に悩まされています。それもあってか、親戚の家にお呼ばれしたとき大抵誰かの肩もみをしていました。
劣等感があったので、人に必要とされるのが私はきっとうれしかったんだと思います。
私自身も母まではいきませんでしたが、肩凝りや頭痛もありました。また、体のゆがみから足がだるく痛みも出たりしましたのでこれを自分で何とかできないかと、またこの痛みはどこからくるのかと足首をもんだり、肩や腕をもんだりして、痛みやだるさの根源を自分なりに探したりしました。
そして、改善される場所が分かると肩もみの時にそこをもんだりして、余計に喜ばれてまた誰かの肩をもむという図式にもなっていました。自分も、改善できたから誰かにやって試したいという気持ちもあったかもしれません。
私が均整術とかかわる前にリフレクソロジー、足つぼの世界に関わることになります。整体という、身体を触る仕事に踏み切る前段階として選びました。
リフレクソロジーとは、反射区療法と呼ばれる療法で身体は体内の臓器や器官、筋肉などが身体の表面の部分と末梢神経でつながっており、体内の改善したい部位とつながっている表面の部分をほぐせば、体内の部位も改善される、、、考え方はそういうことです。
経絡、経穴の部位とは少しちがうかもしれません。
その、リフレクソロジーを迷いながらも3年ほど続けていると、直接身体を触り改善していく整体にも興味がわいてきます。
興味がわくとやってみたいという願望が出来てきますが、同時に私に整体ができるのかという不安もわいてきます。
そんな時に先生の均整術に出会い、1年ほどお世話になった時にKさんに私は整体が向いているのではと言われ、それまでにあった整体への思い、劣等感などいろんな思いが出てきましたが、Kさんのその一言が私にはとても大きく背中を押されました。
リフレクソロジーを始める時も、Kさんに足つぼをやってみたいと何気なく話した時に、やってみれば?と実はここでも背中を押してくれていたのです。Kさんがいなければ、私は今でも専業主婦だったかもしれません。
先生と均整術と出会ってから、それまでの自分の考え方とは全く違う世界で、身体を触るんだけど考え方は宇宙規模で、初めは出来るかなとちょっと気後れしました。私は数秘術でも出ているように711でほぼ自分でしかない。自分主観なんだけど、自分に自信がないというめんどくさい性格(笑)
無意識でしたが、自分の主観が強くて思考も強い。ですので自分を自分から離すことがとても大変でした。
先生に紹介していただいた、好きな自分、嫌いな自分、本当の自分という本がすごく役立ち、感情で怒ることがだいぶすくなくなりました。
子供に対しても、子供が大きくなり自分でいろいろ出来るようになったこともあるのですが、自分の考えを子供に押し付けることはすくなくなり、自分の考えを押し付けないから怒りも減り、子供も自分の判断で動くから当たられることもすくなくなりました。
喧嘩はもちろん親子ですからなくなりませんが(笑)
子供たちも主人も私の仕事を理解してくれて、本当にありがたいです。
まだまだ未熟ですが、なりたい自分にどれだけ近づけるかわかりませんが、私らしく無理をせずに私らしい生き方で成長していけたらと思います。
ご清聴ありがとうございました。
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